041 認知症によるパニック症状はどうなったのか?
今日、ショートステイから帰宅する義母ですが、急な環境の変化で一時取り乱していましたが?
夕方5時ごろに、帰宅の予定です。
妻は、日ごろの義母への対応の仕方を、一つ一つ反省していた。
確かな原因とは分かりませんが
義母がすることに、いちいち注意しすぎて感情的になっていたことや、
お金を使わないからといって、お金を渡さなかったことについて考えていた。
義母は、よく孫にお小遣いをあげることが喜びでした。
それが出来ないことに、不満を持っていたのでしょう。
妻は、義母の面倒を良く見てはいたが、注意ばかりしていたため、義母は反感を持っていた。
窮屈な、この家に世話にならないで、田舎の家で暮らしたかったのか?
パニックで怒りが爆発した原因は、この辺にあるのではなかろうかと思います。
義母は、認知症が進行していますが、判断は出来ないにしても感情があります。
普段から、怒りっぽいことは事実ですが、喜怒哀楽はあります。
妻は、責任感が強く献身的な人ですが、融通が利かない面があり、やはり怒りっぽい性質があります。
お互い親子ですので、似ているところがあります。
今日、ショートステイから戻ってきますが、先日の怒りがおさまっているのでしょうか?
どうなるのか、不安の中、興味もあります。
認知症は、3人に一人かかる病気らしいのですが、自分も例外ではありませんから。
040 認知症の義母、ショートステイで怒り爆発!!
認知症が悪化し家で介護しずらくなってきたので、ショートステイで預かってもらうことにしたのですが、本人は騙されて老人ホームに入れられたと電話してきた。
妻は昨日の朝、今日はデーサービス行かないで、2~3日ショートステイを利用してみるけれど大丈夫かと、義母の承諾を確認していた。
義母は、そんな便利なものがあるのかと、快く納得したはずなのだが?
2~3時間後、電話がかかってきた。
義母は、田舎に暮らしていたので、女性でも自分のことをオレと言う慣習がある。
義母の言い分!!
お前たちは、夫婦でオレを騙してこんなとこに入れやがって、どうなっとるんや!
オレは、死んだ父ちゃんの年金とオレの年金で暮らしていけるんや!
オレの年金かえせや!オレは、田舎に帰って一人で暮らす!
お前らのことは信用しとらん!
ここから出して、田舎まで車で送れや!!
と、乱暴な口調で怒鳴り散らしていた。
妻は朝、ショートステイに行くために、準備をしながら何度も何度も繰り返し説明していた。
今、体の調子が良くないから、ショートステイへ行ってゆっくりしてくると良いよと。
義母は、機嫌よく行ったはずなのですが?
興奮している義母に、妻は驚いて、しっかり説明していたが、聞く耳はありません。
いつも、デーサービスを利用しているので、職員の方も義母のことを知っていたのですが、
対応に困惑した様子でした。
妻は、献身的に介護してきた義母の言葉にガッカリした様子でした。
娘が看護師で介護の仕事をしているので、早速電話していました。
こんなことは、よくあるそうです。
急な環境の変化や状況の変化によって、状況が認知できないのです。
夜になると
妻は、いつもの義母がいないことが寂しいと元気がありませんでした。
頑張ってきたのに
私も、言葉を掛けにくい様子でした。
今日は、どうなるのでしょうか?
明日、月曜日に帰る予定ですが?
039 妻の介護も空しく、義母は今日ショートステイに行きます。
急に認知症の症状が進行して様子がおかしくなってきました。
義母には、いろんな持病があります。
リュウマチ、ドライアイ、心肥大などですが、
妻は、献身的に母の介護をしてきました。
義母は、リュウマチで手が震えて自分では、目薬を差すことが出来ません。
毎日3回時間をおいて、2種類の目薬を差してあげています。
食事は、同じ料理を出すことなく健康に気をつけて、柔らかく栄養のあるものを提供していました。少しでも、健康で暮らせることに希望を抱いていたのでしょう。
義母は、10日くらいまえから、おかしなことを言ったり、おかしな行動をとるようになりました。
妻は、看護師をしていますし、娘も看護師をしています。
そろそろ、老人ホームにお世話にならなければならない状況ですが、検討しています。
毎日、デーサービスを利用しているのですが、
まず、ショートステイで様子を見てはどうか?と提案しました。
夜に、徘徊などしだすと問題になりますから。
いろんなケースを考慮しての提案です。
まずは、様子を見ながら
主治医と相談しながら、老人ホームを探していくと言うことです。
これから、どうなっていくのでしょうか?
038 急に義母の認知症が進行!おかしな行動?
皆さんおはようございます。
同居している義理の母の認知症が2~3日前から進行してきた。
夜中、トイレの場所が分からずウロウロしたり、娘(私の妻)が仕事から戻らないと玄関前に出てみたり。徘徊をするわけではないが、様子がおかしい。
朝早く起きて、朝か夕方か分からないでいることもある。時間が分からないのかと考えて、大きな掛け時計を枕元から見える壁からぶら下げてみた。ありがとうと言っていましたが、次の日には忘れているかのようです。
一見、いつもは几帳面なようにオシャレな着替えをしているのに、今日は、パジャマのままで食事をしている。夜寝るときは、パジャマに着替えるのに、着替えないで洋服のまま寝ようとしていて、娘に注意される。
明らかに、様子がおかしいのが分かる。
私は、夕方4時半頃、いつも庭で作業しているのですが、デイサービスから帰ってきます。
いつもなら、すぐ散歩に出かける意欲を示していたのですが、持参している手押し車をすぐに片付けているので、「散歩しないんか?」と聞くと、「今日は、せん。」と言いながら、薄ら笑いをしていた。これまでのパターンのなかに、こうゆうケースは無かった。
朝は必ず、起きてから入れ歯を入れて食事をしているのに、入れ歯を入れないで食事をしている?なんだかおかしい様子?
夕食が済むと入れ歯をはずして、洗面所に置くのが、娘が料理をしている台所に置こうとして、娘に注意されている。今まで、こんなことしたことは無い行動です。
昨日は、新型コロナの影響から、久しぶりの診察日でした。
高齢者がよくする誤嚥による肺炎が少しあり、心臓の肥大も少し進行している様子です。
寝ることが多くなったので、心臓肥大になってくるのでしょう。
それで、体がだるいのか?ゴロゴロと寝てばかりいるのかもしれません。
原因は、分かりにくいですが、様子がおかしくなったのは確かなことです。
おかしな会話ですが、よくしゃべります。
これからも、様子の確認は怠らないでしていくしかできませんが。
037 誰にだって親がいる?
皆さんおはようございます。
どんな人にも必ず親が二人います。
親にも、親がいます。
遠い遠い昔の親にも親がいます。
今、目の前にいる親は、その親の子なのです。
何気なく生きていますが、私たちの体には、昔々の親が生きています。
植物が枯れるように、種を残して、また生まれ生きていけるように。
同じ種は、一つもありませんが、そこから同じような生命が生まれ、また、花を咲かせて実を付けます。やがて勢い無く枯れていきます。生きるということは、その間のプロセスなのでしょう。
私たちは、只自分が望んで勝手に生まれてきたわけではありません。
二人の親から、生まれてきたのです。親がいなかったら、生まれてはきません。
ただ、親が望んで生んだわけではありません。生まれてきたのです。
動物だって、生まれた子供を愛情を持って育てます。生きていけるように育てます。
人間には、自我があります。自分が一番可愛いのです。子供は、その次になります。
子供が言うことを聞かないと、叱ります。自分の利益にならないからです。
親が人格者であれば、子供の生き方を尊重し、しつけ指導をしていくことは出来ますが、
親が身勝手な自分本位の人であれば、子供がそれをどのように見るかで、生き方は変わってきます。
生まれてきた子供は、いつも生き方を考えていると思います。
親のようになりたい、親のようになりたくない、あるいは無関心?
子供は、親から生まれては来たのですが、親とは別の人間です。
よく、親が、お前を生んで育ててやったと言いますが、当たり前のことです。
生かそうが殺そうが幼い子供には、それを拒否することは出来ません。
今ここに生きていることだけが、事実なのですから。生き延びたと思えばいいのです。
子供は、大人になり、老人になり、この世を去ることは明確なことです。
苦労して生きてきているのですから、これからのプロセスを生きていかなければなりません。
どう生きるかは、自分しだいです。
教養を身に付け、人格者としてこれからの人生を心豊かに暮らしていくのか?
目先の利益に先導されて、お金を稼ぐことに時間を費やし、貧しい人生を送るのか?
自分が心に画く人生観次第です。
親の介護は、人格者としての人生のゆとりであり、当たり前のここと思えることが、すばらしい生き方ではないでしょうか。
036 便利な生活がもたらすの心の伴わない現代病 その1
皆さんおはようございます。
私たちは、戦後の高度成長期を経験してきました。
物は巷にあふれ、科学や文化が発展し一見便利な生活をしているかのように思えます。
しかしどうでしょう。本当に、私たちは、健康で豊かな暮らしをしているのでしょうか?
病院に来られる患者さんは、首が痛いと言いながら、待ち時間の間中スマホを見ながらゲームをしたり、ネットショッピングをしたりしています。ますます、首の痛みが悪化しそうですね。
子供たちや孫たちも、静かになったなぁと思ったら、もうパソコンゲームをしている状況です。
何か、生活にゆとりや幅が無いような気がします。本当に、このままいくとどうなるのでしょうか?
昔、一般家庭にまだ電話が普及されていないころ、手紙を書くことが当たり前の時代でした。
好きな人が出来ると、思いを込めて手紙をやり取りしました。ドキドキしながら、彼女から来た手紙を読みました。こちらも、今の状況をかっこつけながら夢や希望のことを書いて返信しました。今でも、その時のことが思い出されます。青春でしたからね。
今では、一人に1台はスマホや携帯電話を持っています。いつでも、どこででも連絡をしたり情報が得られます。写真だって送ったり送られてきたり簡単に出来ます。
ドキドキするような青春をしているのでしょうか?
彼女に手紙を出して返事が来た時の、顔にも出てしまう、そのときの嬉しい気持ち。良かったですね。
不便な生活をしてきた人は、少しでも便利さの価値が分かります。
しかし、最初から当たり前のように便利な生活をしている人には、便利になったと言う自覚がありません。今よりも便利な生活や物を望み、要求するのです。それに伴って当然、お金もかかります。収入が少ないのに、出費が増えるとどうなるのでしょう?
離婚や犯罪、子供への虐待などが、毎日のようにニュースで流れます。絶えません。
今からでも決して遅くはありません。
少々不便な生活をしてみられたらいかがでしょうか。質素倹約、健康生活の心構え。
健康で豊かな生活を望むのであれば、節度のある生活も視野に入れてみましょう。
035 80歳過ぎると、急に意欲低下する人が多いのはなぜでしょう。
みなさんおはようございます。
長年、患者さんと接する機会が多かったため、高齢の方から耳にしました。
「80歳過ぎたらダメやねぇ。」と言う方が多くいました。
なぜでしょう?
体ももちろんながら、心がダメになってきているような気がします。
疲れて、心が夕暮れ状態になっているのでしょうか?
綺麗な夕暮れの風景を見るのではなくて、ものさびしい人生を見ているのでしょうか?
母もそうでした。80歳のころに「80歳過ぎたらダメやねぇ。」と言っていました。
何となく、自分で自分の様子が分かるのでしょう。今までとは、違うことが。
若いころを思って、違うということなのでしょう。
昔は、認知症のことをボケと言っていましたが、ボケの人は余り見かけられませんでした。
年相応の、ものわすれは、当たり前にいましたが。
医療がまだ発達していなかったので、脳卒中で亡くなる方も多かったせいもあります。
病気が長引く前に亡くなっていました。
昔の人は、よく野良仕事をして働いていました。朝から日が暮れるまで。
運動量が多かったと思います。ストレスは、少なかったと思います。自然が相手ですから。
食事も今から比べると粗末な健康的な食事でした。
テレビなんかありませんから、夜は早く寝て、朝は日が昇ると同時に起きます。
そんなことででしょうか?
アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症が少なかったのかもしれません。
今でもテレビを見ていると、長寿の方はよく動いて、みんなと楽しくコミュニケーションしている様子が番組で紹介されています。
働くことが好き、食事に気を配る、夜更かしをしないなど、共通点があります。
なんといっても、今日することがあると言うことがいいですね。!