035 80歳過ぎると、急に意欲低下する人が多いのはなぜでしょう。
みなさんおはようございます。
長年、患者さんと接する機会が多かったため、高齢の方から耳にしました。
「80歳過ぎたらダメやねぇ。」と言う方が多くいました。
なぜでしょう?
体ももちろんながら、心がダメになってきているような気がします。
疲れて、心が夕暮れ状態になっているのでしょうか?
綺麗な夕暮れの風景を見るのではなくて、ものさびしい人生を見ているのでしょうか?
母もそうでした。80歳のころに「80歳過ぎたらダメやねぇ。」と言っていました。
何となく、自分で自分の様子が分かるのでしょう。今までとは、違うことが。
若いころを思って、違うということなのでしょう。
昔は、認知症のことをボケと言っていましたが、ボケの人は余り見かけられませんでした。
年相応の、ものわすれは、当たり前にいましたが。
医療がまだ発達していなかったので、脳卒中で亡くなる方も多かったせいもあります。
病気が長引く前に亡くなっていました。
昔の人は、よく野良仕事をして働いていました。朝から日が暮れるまで。
運動量が多かったと思います。ストレスは、少なかったと思います。自然が相手ですから。
食事も今から比べると粗末な健康的な食事でした。
テレビなんかありませんから、夜は早く寝て、朝は日が昇ると同時に起きます。
そんなことででしょうか?
アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症が少なかったのかもしれません。
今でもテレビを見ていると、長寿の方はよく動いて、みんなと楽しくコミュニケーションしている様子が番組で紹介されています。
働くことが好き、食事に気を配る、夜更かしをしないなど、共通点があります。
なんといっても、今日することがあると言うことがいいですね。!